動物性・植物性プラセンタ
動物性プラセンタの原料は胎盤ですが、植物性プラセンタはというと植物の胎座〜主に大豆、ライ麦、トウモロコシ、アセロラなどから抽出されます。
この胎座は、胚の若芽でつくられます。
これは植物が成長するために、とても大切な組織です。
動物の胎盤と同じ働きをしてるといえます。
では、動物性プラセンタとの違いはどこでしょうか。
動物性プラセンタには、さまざまな成長因子(グロスファクター)が含まれていますが、植物性プラセンタにはアミノ酸、ビタミン群、ミネラル類が含まれているだけで、成長因子は含まれていません。
ですから、新しい細胞を次々と産み出していく、若返り効果、いわゆるアンチエイジングの効果は、植物性プラセンタには期待できないのです。
けれども、アミノ酸、ビタミン群、ミネラル類などお肌や美容にいい成分が豊富に含まれておりますので、美肌・美白効果には効果があるのかもしれませんね。
植物性プラセンタが開発されたのは、2000年代初頭のBSE(狂牛病)問題がきっかけとされています。
動物性プラセンタと違い、残留ホルモン、病原体汚染の心配がないといわれています。
また、海洋性プラセンタという魚の卵巣膜を原料にしたプラセンタもあります。
海洋性プラセンタのみに含まれている栄養素にエラスチンがあります。
このエラスチンはお肌の真皮内においてコラーゲン・ヒアルロン酸と共にお肌のハリや潤いを守るために無くてはならないものです。
コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンという美肌のために欠かせない成分を一気に取れる海洋性プラセンタは非常に優れている代物と言うことが出来るでしょう。
栄養成分が豊富な海洋性プラセンタですが、植物プラセンタ同様に成長因子は含まれていないので、アンチエイジング効果は期待できません。
つまりアンチエイジングには、動物性プラセンタがおすすめです。
植物性・海洋性プラセンタは、化粧品として利用するのがよいと思います。